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花盛り朗読




舞台の構成・演出

Posted by 小林大輔 on 18.2013 日記 0 コメントを投稿
 今日は女優、白石奈緒美さんのお芝居を、池袋芸術劇場シアターウエストに観に行きました。

女のほむら

 白石奈緒美さんは、前にこの欄でも書いた「北村塾」での先輩で、亡くなられた文学座の北村和夫さん、淡島千景さんと共に、私に朗読や舞台の厳しさを教えてくれた方です。
 私が「舞台とは、厳しいものですよ・・・。」としばしば申し上げるのは、この人達の教えによるものです。

 白石さんは、日頃から厳しい人では決してありません。
 むしろ優しい人でしょう。間の抜けたかわいい所のある先輩です。
 しかし、こと舞台でのこととなると、人が変わったように厳しくなるのです。

 今回のお芝居「女のほむら」の企画は、私に一年半も前から、その抱負を熱く語っておられました。
 それだけに、この企画の上演には、たった1人の段階から情熱を燃やしておられ、周辺を説いて歩いたのです。
 私は、その過程をよく見ておりました。

 そして、とうとう親しい女優の小山明子さんや磯村みどりさんのご出演を得るまでになったのです。
 それも白石さんの奔走ご努力によるところでしょう。

 小山明子さんは、テレビでご存知と思いますが、この舞台の前日に愛するご主人、大島渚監督を亡くされるというご不幸に会われました。
 20数年ぶりでご出演なさる舞台に際し、このご不幸に見舞われたのですから、これも因縁でしょうか。
 これも女優人生を全うした生き方ですね。
 そして同じくご出演の磯村みどりさんは、終演後のロビーでも相変わらず親しみやすい方。
 会場の客席には、顔見知りの俳優さん女優さん、演劇関係者も多数いらっしゃり、ちょっとしたサロンでした。

 私はこの所、朗読のステージばかりを見ていたもので、つい朗読のステージと本格的な演劇の舞台とを比較してしまうのです。

 まず何より大きな差は、構成、演出の差です。
 私が「花ざかりの朗読会を見て」の中で言っている「朗読ステージには、まるで演出というものがない」と指摘した不満を、改めて再確認する結果となりました。
 それほど今日の舞台は、構成、演出の密度が濃いのです。各所に知恵がちりばめられている。

 朗読を披露するステージは、演劇と違ってあまり創りすぎないことは大切でしょうが、それにしても、良く見せる、充実して見せる、分りやすく見せる何らかの構成や演出が朗読のステージにも必要だな・・・と、感じたものです。

 さて、2月17日(日)私の朗読会。
 1ヶ月前から予定の客席は完売となってしまったのですが、さて、チケットを求めてくれた方のために、このステージの構成、演出をどうするか、が私の課題となりました。


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