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花盛り朗読




「読み聞かせ」に代わる言葉(1)

Posted by 小林大輔 on 28.2014 日記 0 コメントを投稿
 私のブログをご覧いただいている朗読好きな方々に、提案があります。

 「読み聞かせ」という言葉は、もちろんご存じですね。
 この言葉に代わる、もっと適切な言葉を、みんなで新しく作りませんか。
 これが私の提案なんです。

 「読み聞かせ」あるいは「読みきかせ」。正直に申しますと、私はこれに代わる適切な言葉が無かったために、やむなくこの言葉を使っていました。

 しかし、この言葉は、自分で使っていながら、どうも気になる言葉。もっとはっきり言えば、私にはあまり好きになれない言葉でした。

 「言い聞かせ」「言い聞かせる」「言ってきかせる」に通じる、上から目線の言葉のように思いませんか。
 立場が上の者が、下の者に「ほどこす」高圧的なニュアンスがありませんか。

 気持ちはあまり乗らないけれど、まあとりあえずやっておくというかんじもあるような気がします。

 先生が児童、生徒に。母親が幼い我が子に昔話や童話、民話や少年少女文庫を読んであげる時に「読みきかせ・・・」ではないような気がするのです。

 この場面は、もっとほのぼのとした、暖かい、ハッピーな雰囲気。自主的な好意によるもの・・・どっちが上でも下でもない公平、平等。

 私はこのことを、乳児健診のために保健所におとずれた母子に絵本を読んであげて、この子が将来本好きな子供に育つように、そのキッカケを作ってあげる仕事、「ブックスタート」というボランティアをしている朗読仲間の沼尻 秀(さかえ)さんに、初めて打ち明けたところ、
「はい、実は私も、かねて「読み聞かせ」という言葉が気になって、そういったボランティアをしながら、できれば使いたくない言葉だったんです。」
と言うではないですか。

 私の友人の中には、もっと露骨に、
「こんな無神経な言葉はありませんよね。
 よく使っていますね。
 この言葉で表現する場面を、想像してみて下さい。
 やっている行為は優しいのに、この言葉はきついですね。
 私は意地でも、この言葉を使わないんです。
 何かこれに代わる、自然で優しい言葉はないもんですかねえ・・・。」
と言います。

 朗読好きを自認しながら、そういう友人が多数いることに私は気づきました。

 ところが、それに代わる適切な言葉が、誰の口からも出て来ないのです。

 そこで冒頭の提案です。
 どうでしょう。
 「読み聞かせ」に代わる、もっと適切で優しい言葉をみんなで考えませんか。

 「朗読」がブームなら、その弟や妹分のために、もっとナイーブで、優しい愛情あふれた朗読の行為に、それにふさわしい新鮮な言葉をさずけてやってくれませんか。

 そしてみんなで、これは良い!という言葉が見つかったなら、今後は「読み聞かせ」に代えて、その言葉を使い、普及させませんか。

 あなたのアイデアを、お待ちいたします。


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