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花盛り朗読




語りの名人・古屋和子さん

Posted by 小林大輔 on 03.2016 日記 0 コメントを投稿
ゴールデンウィークのさ中、5月2日は第一月曜日。
私が原宿で定期的に行っている朗読会の日。

この朗読会は、毎月第一月曜日に行っていて、これでVol.14となる。
私は声が出る限り、この原宿の朗読会は続けて行こうと思っています。
それだけ、私には大切にしている朗読会です。

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※写真撮影はいずれも奥富晃氏。


さて、今月のゲストは、古屋和子さん。
ゲストとして、2度目の登場。
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私は、この朗読会で、ゲストとしてお招きする方は、必ずしも朗読や語りが上手だから、という理由ばかりではない。
朗読者として、その人の人柄に見るべきものがあるから、お招きした、というゲストも多い。

私は朗読は、うまいかどうかもさることながら、もっと大切なのは、朗読者の人柄だと思っている。
そして、今月のゲストの古屋和子さんは、文句なく語りのうまい人の代表。

私はこの人を語りの名人と認めて、この人の朗読会を追っかけまでして、どれほど聞き歩いたかわからない。
だからと言って、古屋さんの人柄が、偏屈で依怙地な語りだけの名人とは決して言わない。
彼女の名誉のためにも申し上げるが、彼女はきわめておおらかで了見の広い人だ。

今日も本番前の時間余りの雑談の時に、寸暇を惜しんで私は古屋さんに「朗読」「語り」について尋ねまくった。


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そこでは古屋さんは、実に明解に、簡潔に、私の質問に余すことなく答えてくれる。
決して権威ぶらない。実にフランクだ。
この人の語りの深さと自信と、人柄の良さを物語っている。

今回2度目のゲストとして彼女をお招きした主な理由は、会場のお客様の朗読通の方々から「ぜひ、古屋和子さんをゲストに招いて、続きをやってほしい・・・」という声があまりに多かったからだ。

前回、古屋さんをゲストとしてお迎えした、昨年6月。この時古屋さんは水上勉さんの「越前竹人形」を語った。
古屋さんが披露してくれたのは、この作品の全体の約三分の一だった。

今回は「越前竹人形・Part2」
今日の古屋さんの語りも期待通り素晴らしかった。

この人は、豊かな白髪をひっつめにまとめて、女優さんとは言いながら、お化粧なしの素顔。
地味な着物に、ご自分で琵琶を持ち、マイクなしの朗々とした声を会場に響かせる。
世の中に「名人」と言われる人はいるものだと、私はつくづく思う。

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次回、またゲストとしてご出演いただくことを約束して、これで古屋和子さんの「越前竹人形」は完結する。
朗読好きな皆さんに、是非この人の「語り」をお聞きになることをおすすめします。

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