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花盛り朗読




五月の庭

Posted by 小林大輔 on 22.2016 日記 0 コメントを投稿
五月。
我が家の狭い庭もうっそうとした緑に覆われました。朗読の練習の合間に庭に立って、私はどれほどこれらの木々の緑に眼と心を慰められたかわからない。

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五月晴れの続く中、木々の葉の陰でまだ幼い木の実が確実にそのまるみを大きくしています。

早くも赤く色づいている実もあります。これは確か名前を「ゆすら梅」と教えてもらったと思う。江古田の佐藤さんが大きな木から子どもとして育てこの木の株を分けてくれたのです。

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移植したのが昨年のこと。はや1年でこんなに成長して、もう赤い実さえつけるようになったのだ。
よく見ると、キッパリと張ったたのもしい枝先に、白い実をたわわにつけている。枝の先端の実から次第に赤くなるのだろうか。

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こちらは本物の梅。くねって育った幹が年輪を感じさせる。

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まもなく家内が梅干しを作るための作業に入る。例年の初夏の家内の行事。

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これは山梨の桃農家から一株もらってきた、本格的な果実の実る桃の木。

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この苗木をくれた友人はもう亡くなっている。こんなに大きくなって、今や形見の木となった。
確かあの山梨の桃農家では、花が咲くと、一枝に一つの花だけを残して、あとは惜しげもなく花をみんな摘んでいた。

大きな桃の果実を収穫しようとするには、それほど非常に早い段階で摘花しなければならないのだ。私は、そんな厳しい淘汰は木が可哀想でとてもできない。

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せっかく咲いた桃の花。どの花も実をならしてやりたいと思う結果、果物屋の店頭に並んでいるような立派な桃は、ひとつも収穫できない。でもそれで良いと思う。

春には我が家の庭を桃源郷に演出してくれるピンクと白の「しだれ桃」は今年も元気に実をつけている。

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このしだれ桃は花を鑑賞する木のため、実もやや小ぶり。形もやや面長。この実を土に埋めると確実に苗に育つ。ピンクの花を咲かせるか、白い花を咲かせるかは土に埋める桃の実次第。

まことに気まぐれ、出たとこ勝負。

そしてブドウ棚を見上げると、もう花も終わって、そろそろ実に移行する準備をしている。

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このブドウは、私が毎朝食べるヨーグルトに入れるデザート・ソースをたった1本の木で1年間供給してくれてまだ余る。

私は草花も好きだけれど、実がなる古木が好きだ。何しろ手間いらず。
どの木の実も、新緑の葉の陰にかくれていつの間にか実をスクスクと成長させている。

実のなる木ではないが、大きな水瓶の中では、昨年群馬県富岡市の吉井さんから頂いた古代ハスがまだ頼りない葉を水面に突き出している。

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さて、花という字は、「草かんむり」に「化ける」と書きますね。では、何が化けたものが「花」だと思いますか?
それは葉が化けたものが花なんだそうです。
我々は花をひときわ珍重しますが、植物にとっては葉も花もそう変わらないものなのかもしれませんね。


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