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花盛り朗読






原宿の朗読会も30回

Posted by 小林大輔 on 04.2017 日記 0 コメントを投稿
本日のゲストは舞台女優の秋元紀子さん。
朗読者の中には、安房直子(あわなおこ)さんと言う作家の作品を朗読するのが好き…と言う人がいます。
本日のゲスト秋元紀子さんは、そのひとりと言えるでしょう。

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私は一時、安房(あわ)直子さんの作品を集中的に読んで研究したことがあります。
当時、安房さんの作品のメルヘンチックな内容が好き、という人が特に女性に多かったように思います。

私はどうかと言うと、即時に安房さんの作品は私の声には合わない、と思いました。
そして、作品の現実離れしているところが(ゴメン!)どうも好きになれない…そう思って、安房さんの作品を朗読することを断念した人間なのです。

ところが、今日のゲスト秋元紀子さんは、私に電話でこう伝えてきたのです。
「安房さんの作品『きつねの窓』の朗読は、チラシにも表示して私がやることは決定しています。しかしこの作品は時間にして約17分。あまりにも短いので、私はもう一つ作品を朗読します。その作品は夏目漱石の『夢十夜の第一夜』です。」とそう言うのです。

おやおや、私は、この作品も自分の朗読会では安房さんの作品以上に、絶対に朗読しまい。と固く決めていた作品なのです。

つまり安房さんの「きつねの窓」も漱石の「夢十夜」も、数ある作品の中で、私が絶対に朗読しない作品BEST2なのです。

これは、その作品が好きとか嫌いとか言うのではなく、私の朗読に対する主義主張に合致しないからです。
その理由をあえて言うなら、現実離れした作品群は、私は朗読会で読むには向かないとかたくなに思っているのです。
だから朗読会では、自分では絶対に朗読しません。

しかし、だからといって、今日のゲスト秋元紀子さんの性格が好きとか嫌いとか言う評価とは、一切関係ありません。

 2


むしろ秋元さんは、私の見るところ、底抜けに明るい性格で、礼儀正しく、機転も利き、きっと人の苦労もよく知っている人だろう。
どちらかと言えば、私はこの人の他人の心を大事にする優しい人柄が好きな部類です。

この人が朗読した「きつねの窓」も「夢十夜」も彼女は確かにお上手でした。
しかし、やっぱり私は、この2作品は、朗読会では自分では朗読しないと思うのです。

法律用語で「罪を憎んで、人を憎まず」という言葉がありますが、「作品を選ばず、朗読者は憎まず」ということが朗読ではあって良いと思うのです。

その他の事では、朗読会が終わってから、ピアノの安東みどりさんと、ゲストの秋元さんと3人で大いに雑談を交わしました。

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朗読する作品以外の考えについては、秋元さんと私は不思議なほど肝胆相照らしたものです。
私は今日1日原宿の朗読会で、「狐」につままれたような気がしたし、「夢」を見たのかと錯覚したほどです。
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