花盛り朗読




秋の草花

Posted by 小林大輔 on 27.2017 日記 0 コメントを投稿
まだ真夏のような日も時折ありながら、もう9月も末になりました。
我が家の庭の草花も、いつの間にか明らかに季節の移ろいを示しています。

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我が家の玄関前


秋になると、必ず鮮やかな実をつける「ムラサキシキブ」という草花。


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ムラサキシキブ

どういった由来で、この草花に「ムラサキシキブ」と言う立派な名前がついたのでしょうか。多分小さな実の紫色が、そう呼ばれる所以ではないかと思います。しかしどうも名前負けしているような気がします。


紫式部1


百人一首の中にも、歌人・紫式部の歌はありましたよね。
「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな」
百人一首は、私も祖母に手ほどきされ熱中した子供時代を思い出します。

しかしなんといっても紫式部の最大の著作は、あの「源氏物語」でしょう。

紫式部2
紫式部

「いずれの御時にか、女御、更衣 あまたさぶらいけるなかに、 いとやんごとなき際にはあらぬが、すぐれてときめきたまうありけり…」
で始まる一大長編物語は、我が国の文学史上に決定的なインパクトを与えました。

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そしてもうひとつ。
10月30日(月)、なかの芸能小劇場でやる私の友人たち「茜雲(あかねぐも)」の朗読劇では、久保田万太郎さんの戯曲、樋口一葉原作の「十三夜」を、私も出演して朗読劇でやります。

この作中、こういうシーンとセリフがあります。
まず状況を説明しますと、久しぶりに実家に戻った娘が、実家の両親に嫁ぎ先の夫に自分が無視されている不満を思いあまって涙ながらに告白します。
耐えに耐え抜いた夫の不満を、とうとう両親に告白した娘に、父親は萩の枝を例に引いてこう諭します。
「しらつゆを こぼさぬ萩の うねりかな…」
お前が辛いのはよくわかる。泣きたいのもよくわかる。しかし涙をこぼさずに、これを試練と思って耐え抜け。と忠告するのです。

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萩の枝と花

今、練習途上ですが、この朗読劇は、心に迫ります。ぜひご覧ください。
そういえば、我が家の庭にも「萩」の枝先が白い花をつけて、秋の風にそよいでいます。

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季節の草花を見て、文学作品の中の一節を思い出す…。
こんな経験、あなたもしばしばあるでしょう?
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9.png



ついでに庭のレモンとゆず。これも青い実をつけています。
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