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花盛り朗読




ブームの朗読会に提案

Posted by 小林大輔 on 07.2018 日記 0 コメントを投稿
ゴールデンウィークは、この時期でなければ長期の旅行に行かれない人達のために、私は遠慮して静かに家にこもって朗読の勉強。これがこの時期の私の恒例です。
ところがこの時期、都内のあちこちで「朗読会」のイベントが盛んに行われており、私は結構暇を見てはちょこちょこ「朗読会」に行ったものです。

私は人の朗読会を見に行くとき、チラシに書いてある朗読作品は図書館で本を借り、事前に目を通してから行きます。出演する朗読者に敬意を払ってそうするのが習慣になっています。

文学作品は数限りなくありますから、私が知らない作品を得意としている朗読者が結構あるものです。
その点朗読は今やブームと言えるでしょう。

しかし皆さんの朗読は、概ね私の想定内。予想のつく朗読です。
朗読会と言えば、きっとご出演なさる方にとっては、満を持した晴れの日であるはずなのに、皆さん割とおとなしい朗読や、月並みな作品の朗読に終わっているケースが多いように思います。

しかし中には「おやっ!」と目を見張る朗読のやり方や、「そうか…。この作品をこんな風に朗読するんだ…。」と言う新発見をする朗読者もあります。
やはり朗読会には足を運んでみなくては…と納得したり、いい勉強になったりするケースもあります。

そんな中で色々な朗読を見た結果、こんな2つの提案をいたします。
この考えは、私のブログや朗読教室ではいつも主張していることで、取り立てて新しいものではありません。
しかし朗読会に出演している皆さんに伺ってみたいのです。

1・朗読ですから、自分が読む台本を持ってステージに出てくるのは当然と言えば当然です。
しかしこの「台本を持っている」という動作がなんとも素人っぽいと思いませんか?他の芸で、台本持参でステージに出てくる話芸がありますか?
思い切って発想を転換して下さい。台本を持たずに出てくる。そう言う朗読者は、もう何人かいます。
その人は主に「ひとり語り」と言っていますが、台本を持参しないでステージに出てくる人のメリットを上げてみましょう。
●舞台を自由に動くことが可能です。(朗読はほとんど動きがありません。特に書見台に台本を置いている場合は、動きが制限されます。)
●視線を常にお客様に置くことができます。(ひどい場合は朗読する人が視線を台本に置いたまま…と言う事があります。)
●両手の動きが表現を補完します。(手の動きが人の言葉を補っているものです。)
●間の取り方が極めて自然です。(自分のペースで文章の間が作れます。)
朗読が素人芸と陰口を叩かれるゆえんは、主に台本を持って朗読者が現れるところにあります。

2・朗読に入る前に、本番の朗読に費やす時間を少し削っても、今日のお客様に柔和な視線を向けてアドリブで話す…。これは必要な事ではないでしょうか。
そこでは本日お越しいただいたお礼や、朗読する私は何者であるかの自己紹介。そしてこれから朗読する作品をどうして選んだかの理由などを語ります。
これが無くていきなり「芥川龍之介作・藪の中!」と朗読に入るから不自然なのです。
ほら何事も前戯があって、それから本番に入ると言うのは当たり前でしょう。
ここも素人っぽいと言うか、朗読者のあせりを感じてしまいます。

この2つを提案いたします。
これは朗読をどうやるか以前の問題でしょう。
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