花盛り朗読




朗読会のアンケート

Posted by 小林大輔 on 01.2018 日記 0 コメントを投稿
あなたは朗読会を見に行って、入場の際、配られたアンケート用紙。
あのアンケートを、どんな風に記入して、帰り際、受付にいる人か、出口に備え付けてあるBOXに入れますか?

たいていの方は、まあ、あたり障りのないこと。
例えば出演者や朗読した作品をチョッピリほめる言葉を書くことでお茶を濁す・・・と言うのが普通ではないでしょうか。

もし今日拝見した朗読会が、あまりに配慮の行き届かないイベントであったり、どうも面白くない出来のものであったとしても、その文句を並べ立てて、イベントや出演者の不出来を、痛烈に指摘するアンケートを書いて出す、と言う人はほとんどいないでしょう。

日本人とは、何とも優しい良い性格ですね。
アンケートを読む人をガッカリさせたくないと思うのでしょうか。
人に恨みを買う事を恐れるあまり、いつもいい子でいたいと忖度するのでしょうか。
この朗読会が面白くなかった理由を、アンケートに手厳しく書いて、憂さ晴らしをする人はまさかいないでしょう。

とすると、主催者が、このイベントこそ・・・と思ってお客様に人手をかけて配ったのに、大半のアンケートが、およそ想像のつく言葉や、あたり障りのない誉め言葉しか書いていないとするならば、主催者はアンケートを実施する必要もなかったかもしれません。

主催者がアンケートを実施する以上、次回の参考になるような、もっと厳しい意見を覚悟して、お客様にアンケート用紙を配っているはずです。
それが心ある主催者のアンケートの目的です。

そこで、私は、主催者側の人には、多少耳が痛くても、気の毒でも、私が思ったことをなるべく直言するようにしています。
原則としてアンケートは辛口の内容を提出するように、いつも心がけています。

主催者が、満足げにほくそ笑む内容よりも、「そうか・・・。そう思って今日の我々のイベントを見ていた人がいたんだ。」と反省を促す方に私は力点を置きます。

その結果、私のアンケートは関係者にとっては片腹痛いものです。決して快いものではないはずです。
しかしもっと冷静になって、私のアンケートを吟味するならば、心ある主催者には、きっと次回につながる改善点がいくつも含まれている事に気づくはずです。
参考とすべき反省点を、必ず読み取れるはずです。

私は、このイベントの主催者や、出演者に、悪意や敵意や対抗意識などは少しも持ってはいません。
この人たちが、朗読の世界で、もっと大きく羽ばたいてもらいたいと言う愛情から、あえて辛口のアンケートを書いて提出しているつもりです。

現に、私が書いた一見、手厳しいと思われる内容のアンケートを通じて、それがきっかけで、その日の出演者と付き合いが始まった、と言う例が何人かあります。
私は、この人こそ、度量の広い人と一目置いて、その後も朗読者同士の交際を続けています。
その人とは、今や、朗読の情報や知識を、惜しみなく交換しあえる本当の友人となっています。

この人は、私のアンケートの影響ばかりではありません。
もともと素直に他人の意見をプラスに転化できる、おおらかな朗読者だったのでしょう。

それから、私は辛口の内容を書くだけに、アンケートには無記名ではなく、必ず私の住所、名前や電話番号まで記入します。
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