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花盛り朗読






6月の原宿の朗読会

Posted by 小林大輔 on 05.2018 日記 0 コメントを投稿
私の朗読仲間の黒川公代さんと言う方が、昨今のパワハラ・セクハラブームについて、思う事があったようで朝日新聞の「声」欄に、その事について文章を投稿したと言います。

それに対して、朝日新聞社から、「9日に掲載いたします・・・」と言う連絡があったのよ、と黒川さんが私に連絡して来ました。
「じゃ、必ず読みますよ」と私は返事をしました。

黒川さんは、若い頃から(彼女は70代の私と同年輩でしょう)女性には珍しいある資格を持っており、いろんな企業、それも一流企業に依頼されて、あらゆる職場の雰囲気を、垣間見て、世間を良く知っている方です。

職場で一目置かれているという立場で、女性がいるということが当時は珍しかったのでしょう。
彼女が受けた若い頃のパワハラ・セクハラは目に余るものがあったと彼女は言います。
彼女は黙って辛抱したケースもあれば、その反対に、負けてなるものかと、男性に手厳しく逆襲したケースもあったと、笑顔で私に思い出話を語ってくれました。

朝日新聞の「声」欄に、彼女の、どのような記事が掲載されるのか、私はひたすら興味を持ってその日を待っています。

さて今日は6月4日、6月の第一月曜日です。
私の原宿の朗読会の日です。
今日私は、2つの作品を朗読しました。

ひとつは私の高田馬場の朗読教室で特に熱心な生徒・田中康彦さんを、あえて指名して、落語で有名なあの「千早ふる」を朗読劇として彼と二人でやりました。

田中康彦さんは、私の生徒とは言いましたが、実は、いろんな朗読会に乞われて出演している実力者でもあります。
「千早ふる」の朗読劇では、二人で会場を沸かせました。

IMG_20180604_151801.jpg 
ゲストの田中 康彦さんと、ピアノの安東 みどりさんと、私。

もう一つの朗読は、私が若い頃に読んで、当時、抱腹絶倒した佐藤愛子さんのユーモア小説「プップ島」です。こちらは私一人の朗読です。
このブログの冒頭、パワハラ・セクハラの事を書いたのは、実は、この「プップ島」と関連しているからなんです。

この「プップ島」は、はじめ極めて真面目に、むしろ厳粛にスタートします。
ところが佳境に入ると、その内容たるやガラッと変わって、パワハラ・セクハラに抵触するのではないかと思われるような、うんとくだけた会話に変わって行きます。

そう言えば、この作品を朗読している人は、他の朗読者には全くいません。完全に私だけの朗読です。
私はこの作品を朗読することを、得意としています。
とにかくこの作品は全編おかしく、失笑を禁じ得ない作品です。
それを終始、真面目に朗読する所に、読み手の醍醐味があります。作者佐藤愛子さんの作戦もそこにあるのでしょう。

果たしてこの作品は、昨今言うところのパワハラ・セクハラにあたるのでしょうか。
どなたか、厳密に判定してくれませんか?

ただし、私にこのような要望をした女性の主催者がいました。
これも判定する材料にして下さい。
「小林さんに聞かせて頂いた佐藤愛子さんの『プップ島』あれは傑作でした。今度の私共の朗読会では、あの作品をぜひ朗読していただけませんか?」

その朗読会のお客様は、ほとんど女性です。
その上、女性の幹事さんが、私にそう要望するのですから、この作品は、パワハラ・セクハラにはあたらないのかな・・・とも思うのです。
「どうなんだろう・・・」私はこの作品を前に、首をひねっています。

だって女性が柳眉を逆立てて、「それはパワハラです!セクハラです!」と言えば、今はみんなそうなるような気もするのです。
それほど男性はその事に戦々恐々となって気にしている時代です。
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